痛くない、痛みを感じることが少ないむし歯の治療。
できるだけ削らない、神経を残す、可能な限り歯を抜かない。
エキスカベーター
歯を正確に除去する方法は、熟練した歯科医師が、エキスカベーターを用い、丁寧にむし歯を除去することだという報告があります。 むし歯の治療と聞きますと、音の出るドリルで歯を削る様子を思い浮かべるかもしれません。ドリルは嫌な音も出ます。
むし歯になると、歯は溶けて、柔らかくなってきます。その歯が柔らかくなった部分は、実はドリルを使わなくても、「エキスカベーター」という器具を用いて手作業で、丁寧に、丁寧に、取っていくことができます。「エキスカベーター」は耳かきのような形をした歯科医療器具で、ドリルではないため、当然、音もしません。ドリルと違って、歯の硬い部分は削れないことから、歯の健康な部分を余計に削ることが防止されます。
カリエスディテクター
むし歯の治療をする際は、むし歯を完全に除去することが重要であるとされています。どこまでむし歯の細菌に感染されているかは、目に見えないため、歯科医師の手指の感覚で判断するしかありませんでした。しかし、1973年に開発された、プロピレングリコールをアシッドレッドで染色した齲触検知液は、細菌に侵されて再石灰化不可能な齲蝕象牙質外層を染色することができるため、視認による治療が可能となりました。「カリエスディテクター」という、むし歯の部分だけ染め出す液体を併用して、確実にむし歯の部分だけを除去することが可能です。
もちろん、部分によってはドリルを使用しなければならないこともありますが、むし歯の状態によっては、染め出したむし歯の部分だけを、エキスカベーターによって、そっと除去することができるのです。その場合、痛みを感じることは少ないです。
むし歯は早期治療が大切です。
むし歯と言っても、たくさんの症状があります。また、その症状や治療方法は段階によって異なります。
虫歯はC0~C4といった段階であらわされ、Cとは英語のカリエス(caries)の略で、虫歯のことを指しています。
数字が大きくなるほど、虫歯が進んでいることを表します。早めのケアが大切です。
- むし歯の進行度
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定期検診に訪れることで、早期発見・早期治療につながります。
機能性と美しさを考えた歯科治療をご提供いたします。
できるだけ削らず、抜かず、自分の歯を最大限活かす治療のご提案